09.YOUR SONG IS GOOD「FEVER」
実はユアソンに対しては、今までちょっと拒否感を感じていました。それは友人から聞くライブの評判ばかりが先行していて、その彼の言う「ライブじゃないと本当の魅力は分からない」という言葉に縛られていたからかもしれません。でも、今年はCDを買う枚数のみならず、音楽に触れている時間も本当に減って、その中で、予備知識や周辺情報に囚われない純粋な音の楽しみ方が出来るようになった気がします。ユアソンもそういう耳で聴いてみると、とてもハッピーで心躍る内容だったという訳です。
08.Belle & Sebastian「The Life Pursuit」
6月に3度目の来日を果たしたベルセバ、僕もステラボールにそのライブを観に行きました。海外のアーティストで来たら必ず足を運びたいと思えるのは彼らだけかもしれませんね。正直なところ、作品を出す度に新たな驚きを与えてくれるという訳ではないのですが、彼らの音楽の中に一本通ったポップさ加減が非常に僕の心をくすぐるので、ある種の安心感を持って聴ける、ベルセバは僕にとってそういうアーティストなのです。ジャケットのアートワークも心をくすぐる一因ですね。
07.小沢健二「Echology Of Everyday Life 毎日の環境学」
小沢健二がボーカルレスのインストアルバムをリリースと知った時、僕の頭を過ったのは決していい感情ではありませんでした。「なるべく期待しないでリリースを待とう」そんな風にすら思っていました。しかし、発売日に手にした彼のニューアルバムはなんとも心地よく、部屋の中で何度も繰り返し聴きたくなるような常習性を持った作品でした。背景に彼が「子どもと昔話」で連載している童話「うさぎ」があったからなのか、その音は歌詞が無いにも関わらず、物語を雄弁に語っているかのようです。そして、次回作ではオザケンの唄が聴きたいと思うのは、きっと僕のみではないはず。奇しくも今年出たコーネリアスの新譜より、僕はこちらが好きでした。
04.LINUS OF HOLLYWOOD「Triangle」
前作をリリースしてから6年、大好きだったアーティストだけにことあるごとにどうしてるかなぁと気にしてはいたのですが、正直もうプロデュース業に専念しているものだと思っていたので(その間に彼がプロデュースしたティム・バージェス「I Believe」も傑作です)、まさかの新作リリースは驚きと喜びが交じったような気分でした。素晴らしきポップセンスは健在で、どうやら今作は前作から続く3部作のファイナルだったようです。インタビューによると次のアルバムは新しい章の始まりになるとのことで、これまた楽しみ。次は6年後じゃないないといいな。
01. Spaghetti Vabune!「GUITAR POP GRAND PRIX」
好きなジャンルはなんですか?って訪ねられたら、色々聴きますよ、なんて答えたりするかもしれないけれど、しかし僕の根本にあるのはきっとギターポップなんじゃないだろうかと思う。そんな僕がこんなタイトルのアルバムを好きにならない訳があるだろうか(いやあるまい)。未だライブに足を運ぶことは出来ていませんが、それでも、NHK-FM「ライブビート」に出演したのを録音したテープは車の中で何度も何度も聴いています。歌詞の冒頭が「いつだって」で始まる「いつだって3部作」の「tiger」「prime plumstar」「wendy」の3曲は素晴らしいギターポップソングです。2007年の目標、それは来年こそバビューンのライブを観に行くことです。
今日はTBSでやってた「NANA」もフジでやってた「のだめ」も見ずに、会社の後輩と一緒に映画「DEATH NOTE the Last name」を観に行ってきました。うまくまとめられていたけど、でも断然マンガの勝ち。久々に映画館に行ったら「時をかける少女」と「鉄コン筋クリート」の上映が決まってて、デスノートよりもそっちでテンションあがりました。シロの声って蒼井優なんですね。その他のキャストも超豪華。