お昼から映画「ハチミツとクローバー」を観てきました。マンガの映画化の割にはあまり配役にハズレがなくてよかったのではないでしょうか。個人的には山田役の関めぐみがルックス的に一番ハマってたかな。蒼井優のハグも思ってたほど違和感なかった。でも、やっぱり原作と比べてどうかって見方をしてしまうのは真っ当な楽しみ方じゃない気がしました。そういう意味で、青春映画対決では先日観た「時をかける少女」の勝ちかな、僕の中では。その後は、美短でやっていたあきた GLASS FESTA 2006へ。美大映画を見てから実際の美大へという流れ。先日のTVチャンピオンでガラスアート王選手権を3連覇した小牟禮尊人先生がいるのがこちらのガラスコースなんですよね。実は吹きガラスの作品作りを生で見るのって初めてで、結構見入ってしまいました。今月の24日までやっていますので、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。そうそう、17日、18日には美短の学園祭もありますので、合わせて訪れるのもいいかも。
7日(木)
早朝に倉敷を発ち、坂出で朝食にうどんを喰らい、阿波池田を経由して高知へ。土讃線のポップな黄緑色のシートが車窓から見える田んぼの稲穂と見事にマッチしていた。同乗している同じ18きっぷ旅行者を見ると、大学生と思しき子たちがなんだか眩しく見えるのに対して、40過ぎたおじさんがこんな山奥の駅に一人で立っていて、乗り込むのがあんぱんまん列車というのを見るとなんだか冴えなく思えてしまう。自分の未来の姿を見た気がして少しだけ恐くなった。初めて訪れた高知はこれぞ南国と言わんばかりの暑さ。そう、僕はこれを求めて旅に出たのだよ。汗をかきながら高知城、木曜市と見て回り、チェーン店のうどん屋に入るもコシがなく全然美味しくなかった。讃岐からは距離がありすぎたか。行く前に少し調べていたギャラリーM2などのおしゃれスポットにも寄ってみたのだが、乙女チックな雰囲気に大汗をかいている僕は立ち入ることができなかった。夕食はひろめ市場でかつお丼。宿泊は7 days Hotelで快適な夜を過ごす。
8日(金)
高知2日目。この日も早朝から太平洋沿いを列車に揺られ、窪川という駅の近くにあるうなきちという店で四万十川でとれたうなぎ重を食べる。朝からうなぎなんて人生初だ。四万十川河口近くの中村という駅に到着した後、レンタサイクルで川沿いを進む、沈下橋の上を通ると川からの風があまりにも気持ち良くて予定外の行動に。そこから上流へ10kmほどあるカヌー小屋まで山道サイクリングで進み、カヌーで四万十川下りを体験してきた。インストラクターについてちょっと練習してから3kmほどの川下り。前日の雨で生憎川の水は濁っていたのだけれど、そんなことは気にならないくらいカヌーのスロウな流れが気持ち良かった。今回の旅のハイライトだったかもしれない。再び自転車で駅まで戻り、土佐入野駅近くの砂浜美術館に行こうとしたのだが、突然のどしゃぶりで諦め、近くにあった居酒屋ポコペンで夕食がてらの雨宿り。秋刀魚の焼き寿司が美味しかった。せっかくなので高知の「南」というお酒まで飲んじゃって、フラフラになりながら地元の高校生だらけの列車に揺られて再び高知へ。7 days Hotel二泊目。
9日(土)
高知3日目。旅に出ると早起きが苦痛じゃないのが不思議だ。7 days Hotelの朝食のパンがウソみたいに美味しくて、朝食もバクバクと平らげる。この日は桂浜の方へ向かい、県立坂本龍馬記念館へ。まずこの記念館、建物が面白い形をしていて、それだけでも一見の価値あり。そして、知っているようであまり知らなかった龍馬にまつわる資料なども。坂本龍馬には慕っている姉がいて、その姉の名前が乙女なのだそうだ。金八すきとしては、なるほどー、金八の娘の乙女ちゃんはここからきてるわけだー!と納得。龍馬増ともご対面し、すっかり満足して高知を後にした。2日前に通った山道を再び戻り、高松へと。車内で暇すると思って持っていた本を読み終えてしまったので、高知駅前の本屋で角田光代「東京ゲストハウス」を購入。山間の路線で読書タイム。高松到着後は念願の本場の讃岐うどんを夕食にはしご。街中に映画「UDON」のポスターが溢れかえっていた。