【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2004 in EZO】

 今年は仕事の都合でフジロックに行けなくなってしまい、その替わりとしてエゾロックへの参戦を決めたのですが、気持ちとしてはフジへ行けなかったって悔しさが先行してしまい、直前、いや実際に会場に足を踏み入れるまでは心の高まりはいまいちだったんですよね。そんな気持ちをそのまま表現するかのように空模様もあまりよろしくなく、到着して一杯目のカレーを食べようとした時には既にぽつぽつと落ちてきていて、雨が降らないと言われてきたエゾロックも、今年は湿りがちなスタートとなったのでした。

 そんな低めのテンションを一気に高めてくれたのが、MOON CIRCUSのはなを切ったbonobosでした。以前からbonobosのライヴは凄いよって評判を耳にはしていたので、裏のハナレグミを泣く泣く諦めて最奥地までやってきたのですが、それが正解だったと確信を持って言えるくらい素晴らしかったです。フワフワしながらも心地の良いリズムが刻まれ、偶然にもこの日が誕生日だったボーカルの蔡くんも楽しそうな表情で演奏していました。ライヴハウスでの高揚感もきっと素晴らしいのでしょうが、ダブ特有の残響が空に抜けていくあの感じ、堪らないですね。テンションの高まりと共に幸福感を与えてくれるようなそんなステージでした。

 次に僕が足を運んだのがメインのSUN STAGEから橋を渡ってすぐの所にあるRED SATR FIELD、ボニーピンクです。ギターにエルマロのアイゴン、ベースにグレイト3の高桑圭、キーボードにはソウルフラワーユニオンの奥野真哉と早々たるメンツをバックに堂々とした歌声を聴かせてくれました。やっぱり一番思い入れの強かった時期に聴いていた「Heaven's Kitchen」が僕は一番良かったですね。割と落ち着いた感じのセットだったので、降ったり止んだりの天気にはマッチしていた気もするのですが、欲を言えば「Tonight, the night」が聴きたかったなぁ。

 さぁ、続いては今回僕にとっては一日目のメイン、クラムボンです。いつものようにメンバー自身がついてのサウンドチェックを済ませた頃にはまた雨がぽつぽつと落ちてきて、そんな雰囲気を変える為にか、直前で1曲目を変更、「パンと蜜をめしあがれ」からスタート。始め1、2曲はなんとなくサラッと流れて聴いちゃってて、今まで見たライヴに比べたらうーん…って感じだったのですが、「サラウンド」「心象21」あたりから徐々に気持ちも演奏も上がってきて、それと同時に少しずつ空も明るくなってきて、「シカゴ」でもうガツンときてしまいました。こんなに短い時間でこの雰囲気を作り上げてしまうのが、もう流石だなぁ。ラストの「ナイ・クルージング」が終わるとステージの後ろでは明るさを取り戻した空に夕陽が落ちていく所で、沢山の人たちが潤んだ目でその夕陽を見ていました。最高の瞬間でした。

 

 クラムボン後の時間帯は食事にあてようと思い、SUN STAGEの方のグリーンカレーを食べに行ったら、心躍るような音が聴こえてきました。クラムボンとかぶっていたので諦めていた岡村靖幸がまだやっていたのです。急いで駆け出して最後の2曲を興奮しながら見てきました。青春って1,2,3ジャンプ! いやぁ、ついてる。

 陽も沈んでRED STAR FIELDではPolarisの登場。サポートで先ほど登場したクラムボン原田郁子もキーボドで参加。楽しくて仕方ないって様子のオオヤユウスケを見ているとこっちまで楽しくなってきて、序盤にやった「瞬間」にいきなりヤラレてしまいました。凄かったです。新曲「太平洋」もやってくれたし、途中でハナレグ永積タカシミもゲストボーカルで飛び入り参加。持ってきた短いマイクスタンドをオオヤユウスケにクィーンみたいだと言われたことからWe will Rock Youコールが発生。永積タカシはクラムボンの時もステージ袖でノリノリになっていたし、このPolarisの時も袖でミトが体を揺らしていたりして、ハナレグミ、クラムボン、ポラリスの仲良し3バンドが揃ったというのも今回のエゾの大きな目玉だったのではないでしょうか。

 Polaris終わりでフラフラしながらMOON CIRCUSのV∞REDOMSを見にいくと既にパフォーマンスが始まっていて、小さなスペースにはもう人が溢れかえっていました。山塚アイがライトみたいなのを手に持ちながら踊り狂い、トリプルドラムが激しくビートを打っている状態を僕は少し後ろの方から眺めていて、時折来る盛り上がりの波に体を乗せたりしていたのですが、一緒に来ていた先輩たちとの帰りの待ち合わせ時間もあって、途中でステージを離れてしまいした。獣の様に暴れまくるアイの姿をもうちょっと見ていたかった気もしていたんですが、テント泊ではなく一旦札幌のホテルに戻ることにしていたので、仕方ないですね。

 

 ちなみに今回のエゾでもカレーを食べ続けることは怠りませんでしたよ。フジロックに比べると店数も種類も圧倒的に少なかったのですが、それでもカレーの字を見つければとりあえず食べていました。思い出せるだけ挙げていけば、まずはSUN STAGE付近でインドチキンカレー、豆カレー、ソーセージカレー、あと普通っぽい家庭の味のカレー、グリーンカレー、レッドとアースの間の食事スペースではマトンカレーとトマトカレー(写真)。この中でグリーンカレーとトマトカレーは2回食べたので、全部で9回べたのかな。僕的ベストは写真のトマトカレーかな。トマトとチキンってのが非常に好きな組み合わせなので。個人的にはアーステントの横にあった北海道名物スープカレーってのを最後に食べようとしてたら売り切れてしまったのが非常に残念でした。あと、明け方近くに豆カレーが100円で売られていたのですが、さすがにもう何かを食べたいと思えるような時間じゃなかったのでパスしてしまいました。そうそう、友達は冷え込んだ時間帯にカップラーメンのカレーヌードルを食べてったけなぁ。あれはどこで売ってたのか僕はみつけられませんでした。

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